成績を褒める

名の通った大学を出ている私は、大学名を言うと9割方褒められる。
だが別に大学を出てから褒められだしたわけではない。
小学生の頃は、親の転勤で学校を3度替わったが、最後にいた学校では一番勉強ができた。

親はそういうことに対して子どもをそこまで褒めないというか、自分の子が勉強ができるなんて信じられないといった態度をよくとった。
しかし、学校の先生や友達からは褒められた。
褒められるためにも頑張ったので、もっと勉強ができるようになった。

中学校に上がると、サッカーを本格的に部活でやり始めたこともあり、成績はそこそこ、クラスで10番以内といったところになった。
安定はしていたが、受験時期になった時、担任の先生からもう少し順位を上げないと志望校に落ちる可能性もあると言われた。
同時にいきなり順位は上がらないものだということも言われた。

しかし、その後のテストで順位は大幅に上がった。
そこまで先生の言葉を気にして頑張ったということはないのだが、無意識に沢山勉強していたのだろうか。
これを先生はすごく褒めてくれた。

進学校に入ったが、今度はもっと部活に打ち込んだ。
勉強は置いておいてとにかくサッカーを最優先にした。
そうすると見事に成績は落ちて行き、「下の方」の順位になる気持ちが理解出来た。

それでも進学校だし、行きたい大学があったから部活を引退した高校3年の夏から脇目も振らず勉強した。
効率は悪く、3度目の受験でようやく合格したのだが、合格の知らせがあった日は親とともに嬉し涙を流した初めての日だったように思う。

この時のことを親はよく褒めてくれるのだが、合格という結果を褒めてくれるというよりはそれまで必死に頑張ったことを見ていたよという言い方をしてくれる。

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