女性特有の身だしなみとマナー
電車に乗ると、太ももの間がパッカーと分かれて、脚を開いて座る女性が目に付く。
私は膝と膝を合わせて、内側のくるぶしがくっついている状態の方が座り心地が良い、というか好きなので、なぜそんなにだらしなく座るのかが理解できない。
いわゆる「おばさん」の脚の開きを見ると、出産して子育てを経ているから骨盤が開いてるのはしょうがないかな、とあきらめが付く。
しかし、同年代の女性の脚が開いているのは頂けない。
下品だ。
しかしこのような話をすると男性からは、「見えそうで見えない感じがいいね!」とかいう答えが返ってきて、そのことについて男性だけで盛り上がり始めた。
本当に見る目がなさすぎると思う。
開いた太ももの間を見たくなる気持ちは理解できるが、電車で脚を広げてだらしなく座る女の太ももを見た所でなんにも感じないだろう。
太もも閉じていなくて、膝を揃えられない女は総じて太っている。
膝を揃えずに座る習慣から内太ももの内転筋が鍛えられていない。
そうすると太ももの外側に無駄な脂肪がついてしまうのだ。
そのような女の脚を見て、盛り上がれる男は、本当に見る目がないと思う。
家にいるときは、もっとだらしない格好をしているだろう。
そんな姿を見て、「お前もっと女らしくできないのかよ」と愚痴を10年20年言い続けることになるのに。
当たり前の事だが、膝を揃えて、のけぞらずに背筋を伸ばして椅子に腰掛け、スマホをぐいっとのぞき込むような猫背ではない女性にグッとくるような、センスの良い男が増える日はくるのだろうか。
部屋に現れる人となりについて
誰かの頭の中を知りたいと思えば、その人の本棚を覗けばいい。
ということをよく聞く。
それと同じで、その人の人柄を知りたければ、その人の部屋を見ればいい。
調度品のセンスとか、配置とか、カーテンの色とか、そんな話ではない。
たんすの引き出しがきちんと閉まっているか、それとも物がはみ出しているか。
床の上に物が散らばっていないか、ベッドはきちんとしているか。
そんなようなところに、人格が出るという話だ。
かくいう私は、出かけるときにはたんすの引き出しを閉めていくように、と言われた。
ちなみに、多分毎回出来ていない。
異常にがさつなのだ。
けれども、なぜたんすの引き出しはきちんと閉まっていくべきというのか、その理由はよくわかる。
もしも自分がその部屋に二度と戻れないという状況があったとき。
そしてもしもその部屋に誰かが入って調べたとき。
たんすの引き出しが開いていてものがはみ出ていたら、その人が無頓着でがさつだということがわかってしまう。
いや、それだけならばいいが、もしかしたら強盗にあったのかと思われてしまうかもしれない。
そんな時、自分の見えないところで恥をかかず、未練を残さないためだ。
飛ぶ鳥跡を濁さずというやつ。
一種の身だしなみとして意識しながら毎日生きていきなさい、という、大切な親からの教えだ。
守れていないが。
でも、いつ人生が終わっても後悔しない生き方をしていかないといけないな、と思う。
気をつけよう。
明日から。
ちなみに、夜寝る前は財布を出しておけ、とも言われたことを思い出した。
もし強盗が入ったら、とっさに財布だけとって逃げるから、それより大切なものを取られないですむ、と。
これについては本当にそんな甘い話ですむだろうか、と思うが、また別の話か。