インターンセミナー

数年前の就職活動の時だった。
あるベンチャー企業をインターンで訪れていた私は、先輩社員から新卒者向けのセミナーに出るように言われ、50名ほどの中に混じることになった。
あとで判ったことだが、そのセミナーの司会進行を務めていた女性も社員ではなく、インターンで来ていた大学4年生だった。

少し、場に慣れていないような振る舞いもあったが、個人的にはわかりやすくとても好感の持てる進行役だった。
セミナーの中盤でグループワークがあった。
5、6人ずつに分かれ複数のテーマについて話し合ったことを覚えている。
その中の1つは今でもことあるごとに思い出す。
そのテーマは、議題というよりかは質問のようなもので、ある3人の偉人の名を挙げて、この3人に共通することは何かという内容だった。
10分ほど話し合ったと思うが、私は既にインターンとして会社に入っているということもあり、緊張もせず、むしろ余裕と言った雰囲気で討論していた。
先のテーマの答えとして、「みんな人間だってことじゃないかな」などと社員の人にわざと聞こえるように発言し、「きっとこれが正解だろう、他には共通点など見つからない」などと考えていたので、きっと誇った表情をしていただろう。
しかし、正解は「メモを取ること」だった。
あの有名な物理学者もあの天才も人の話を聞いたり、何か思いついたりしたことがあればすぐにメモを取る「メモ魔」だったのだ。
間違えた私は恥ずかしかったが、セミナーのはじめからずっとメモを取っていた私は、また少し誇らしげな顔をした。
それから今まで、私は思いついたアイデアや人から話を聞いた時は必ずメモを取るようにしている。

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