伝える
メモというのは基本的に字で書き留めるものだ。
絵を添えたり、イラストだけでメモを取ったりとする人もいるが、やはり全体としては「字」で構成されているものが多いだろう。
言葉でものを考えると言われている人間にとって、口語表現や曖昧さの残る論理を新たに文章に起こすことはある種、とても為になることであるのはわかる。
しかし、その曖昧さこそを私は大切にしたいのだ。
文字にしてしまったことで、不明確だった部分や、それこそ「ことばにできない」ことが消えてしまうことは私にとって何より悲しい。
だから私は「人間は言葉を使って考える」や「文章を読み書きすることは大切だ」と言う論調には基本的に反対の姿勢をとる。
とは言っても自分にとっても言葉というものはとても大切であるし、「不明確さ」を「明確」に表したいからこそ、丁寧に自分の気持ち、考えと表現の間に相違がないか確認しながら文字に起こす。
ただ、それは人にうまく伝わるかどうかということとはまた別の問題である。
たとえ嘘だって、表現次第で相手に信じ込ませることができることは言うまでもないだろう。
最近ではその「伝える」という部分を意識するようにしている。
自分の心の中を、絵を使って表現したり、手や頭の動きに流されない文章で表現したりすることは、これまでの試行錯誤によってある程度達成された。
これからはそれに加えて、人にもっと理解されやすいような伝え方を模索していくことで、次のステップに進んでいく。
それができれば、きっと自分の作品も言葉も、持っているもの全てがより輝いていくだろう。
成功者の多くは、伝えることが何よりうまい。
伝えたい!という気持ち
旅行用会話集のように役立ちそうなやり取りの掲載されている本を1冊用意する。スマホでその国の言語に翻訳できるアプリを探して使い慣れておく。
少し話がずれてしまうかもしれませんが。
彼と海外へ行った時、私は海外慣れしている彼に全てを任せて頼っていました。
なので何も知識がなかったし言葉もわかりませんでした。
その状態でのほほんと滞在を楽しんでいたら突然私以外の彼女という人が現地にやってきて鉢合わせしてしまいました。
すぐにでも私一人、違うホテルに移動してチケットが取れ次第さっさと帰国したかったのですがその時は飛行機のチケットをどうやって買うかすら知らなかったのです。
その後二週間、疑惑をのらりくらりとかわす彼と一部屋、ダブルベッドで過ごしました。
本当に辛かった。
そんな事はよくあることでは無いけれど、何があっても自力で帰国できるくらいの知識はしっかりインプットしておいた方が良いです。
英語も日常会話すらまともに出来ないレベルですが英語圏では無い国へ行く時は特に前もってある程度の「会話でよく使う言葉」をイラストをまじえて紙に書くことにしています。
現地の文字、英語、日本語読み、日本語訳、イラストをかきます。
中には母国語でも文字を読めない人が多い国もあるのでイラストと日本語読みのメモは重要な存在になります。
本当に簡単なトラベル会話です。
こんにちは、ありがとう、またね、バイバイ、お腹がすいた、お腹がいっぱい、のどが渇いた、いくらですか?、などです。
ありがとうくらいなら前もって言葉を覚えられるかもしれないですね。
覚えられそうなものは覚えてしまいましょう!